空色なキモチ

□ VOICE □

VOICE 87

第87話 穏やかな気持ち

悠聖視点




 兄貴のベッドで未来と背中をくっつけて横になった。
 もちろんパジャマを着たままで。背中がポカポカしてとっても気持ちがいい。我ながらいい提案だった。
 
 未来はすぐに小さな寝息を立てて眠っていた。よかった。


 向き合って寝ると緊張。自分で言っていておかしくなった。
 本当は自分の理性が保てなくなるからなのに。


 だけど未来をひとりになんかできない。
 眠らないでずっとソファで膝を抱えてテレビを観ているなんて。


 未来が眠れるならそれでいい。
 僕は眠れなくてもいいんだ。



 そう考えたら不思議な気持ちになった。
 少しだけ心が穏やかになったんだ。


 僕はゆっくり目を閉じた。
 背中に未来を感じながら、彼女の呼吸のペースに合わせるとどんどん穏やかな気持ちになっていくようだった。


 眠れないと思ったけど、不思議なくらい自然に眠りに堕ちていった。



→ NEXT
→ BACK
    web拍手 by FC2
*    *    *

Information

Date:2013/09/05
Trackback:0
Comment:0
Thema:オリジナル小説
Janre:小説・文学

Comment

コメントの投稿








 ブログ管理者以外には秘密にする

Trackback

TrackbackUrl:http://ageha572.blog.fc2.com/tb.php/208-5b95c83f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)