弓月未来は小さい頃の事件がきっかけで声を失った女子高生。
勉強ができ、特待生として私立聖稜高校の進学を果たす。
そこで知り合ったクラスメイトの
佐藤悠聖。
彼は聖稜高校の首席合格者として、入学式の時に『新入生代表挨拶』をする。
しかしそれには裏の事情があった――
そしてバイト先で知り合った他校の教師、
柊。
この三人の交わった過去、そして親を巻き込む不思議な関係。
ねじれ曲がった過去が少しずつ彼らを苦しめてゆく。
【全199話 完結済】 注:予告なく残酷なシーンが入る場合があります。
一話ずつが短いですが、長い時もまれにあります。
以前ムーンライトノベルズで公開していた作品の再掲載となります。
修正、推敲しつつ投稿しておりますが、内容の変更が多少あります。
・「変更なし」と最初は銘打っておりましたが、微妙に変更している部分があります。
ご了承いただきたくお願い申し上げます。
上記三名の視点で話が進んで行きます。視点変更は一話ごとに行われます。
(サブタイトルの横に視点人物の名前がつけてあります)
キーワードを参照の上、お進みくださいますようお願い申し上げます。
残酷なシーンがありますので、苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
☆表記しきれなかったキーワード☆
残酷な描写あり 美形 失われた声 三角関係 無理やり表現あり 和姦 図書館
9月4日
→NEXTの少し下から登場人物紹介をつけたしました(
ネタバレあり)
第80話以降まで進んでから目を通されるのが一番いいかと思われます。
(一応○話以降のネタバレあり表記もつけてあります)
→ NEXT(VOICE 1へ)
以下ネタバレあります。ご注意ください
【登場人物紹介】
上三人の視点で進んでいきますが、佐藤悠聖以下は第25話以降参照ください
弓月未来 (視点人物1)
一人称:わたし。
三歳の時火事に遭い、本当の父親(透)を亡くしたきっかけで声を失う。
耳は聞こえる。手話もできるが大体は携帯電話の画面で意思を伝える。
私立聖稜学園高等学校 一年D組在学中 十五歳。
第二十三期特待生(毎年首席合格者のみ受けられる制度)
二番合格と伝えられ特待生制度を受け損なうも、首席合格者が制度を辞退。
繰り上がりで制度を受けられることになる。
事実は闇に葬られているが、実は首席合格を果たしている。
その事実を本人は知らない(あくまでも譲ってもらったと捉えている)
学校では図書委員を務め、学校推薦の県立Y図書館でアルバイトをしている。
現在は母と義理の父と三人暮らし(未来が五歳の時から)
本当の父親(未来が三歳の時他界)は前妻がいて、その間に男の子がひとりいた。
その男の子との記憶を大事にしており、自分の兄と思い込んでいる。
佐藤悠聖 (視点人物2)
一人称:僕。
私立聖稜学園高等学校 一年D組在学中 十五歳。
未来のクラスメイト。秀才でイケメン。黒縁眼鏡がトレードマーク。
第二十三期首席合格者だと崇められているが、実は二番合格。
未来に特待生制度を譲ったと思われて感謝されている。
言葉の話せない未来の代わりに入学式で新入生代表挨拶を務める。
二番合格だったことを父によく思われていない様子で、父親の期待にプレッシャーを感じている。
父親の名前から一字取って名づけられた(父は悠介)
未来と交際中。
第25話まで進まれた方は続きをどうぞ(↓念のため空欄を多く空けています)
第4話からの登場人物
佐藤 柊 (視点人物3)
一人称:俺。
神奈川県立横溝高等学校 一年A組副担任 二十二歳。
大学卒業したての新任教師。担当は数学。
県立Y図書館で未来と出逢う。
マンションでひとり暮らし。家族構成は義理の父、母、弟。
柊が三歳の時、両親が離婚。
五歳まで実の父親の元で育てられるが、その後母親に親権が移る。
上三人以外の主要人物(ここから視点登場なし)
藤原修哉 柊と同じ大学出身の元サークル仲間。二十二歳。
柊とは高校時代からの大親友で兄弟のように仲がいい。
瑞穂に片思い中。
柊より少し身長が低く、細身の体型らしい。
両親が離婚しており、母親の方に引き取られた。
柊のことで瑞穂に泣きつかれ困っている。
お調子者だけど義理人情に厚い。
鈴木瑞穂 柊と同じ大学出身の元サークル仲間。二十二歳。
現在県立Y図書館で司書をしている。未来のバイト先の職員。
柊に好意を抱いている。
ショートボブヘアのよく似合う活発で行動的女子。
未来と柊の仲を疑い、ナーバスになって修哉に泣きついている。
橋本 裕 私立聖稜学園高等学校 三年特進クラス在学中 十七歳。
図書委員長を務める。秀才で女の子に人気があるらしい。
未来に気があるとかないとか?
暴走気味なところがあり、少し未来のストーカーになりつつある。
自分が落とせない女はいないと思い込んでいる節あり。とんだピエロ君。
以下第14話のネタバレあり
金子麻美 神奈川県立横溝高等学校 一年A組在学中。クラス委員。
柊の生徒で新任教師をからかうのが趣味? 何かと柊に絡んでくる。
ポニーテールに勝気な目が特徴的。
未来の小学校時代の同級生で、柊にいろいろ未来の過去を教える。
自宅は未来のアパートの近所。
以下第45話のネタバレあり(未来の家族)
小林健二 未来の義理の父(実は養父)四十八歳。
風景画の画家だったが、四年くらい前に自分の絵に盗作疑惑がかけられる。
それから風景画が描けなくなり、人物画へ転向。
未来をヌードモデルにしながら、性虐待を繰り返す。
酒好きで昼でも夜でも家に入り浸る。
元々は実直で気の弱いタイプ。結構勘が鋭い。
弓月万里 未来の実母。三十九歳。
未来によく似ているらしい。気が弱くて決断力がない。
健二とは内縁関係(未入籍)
↓第73話以降主要人物(その前に見るとネタバレになります)
佐藤奈美 悠聖の母親。四十五歳。
見た目よりかなり若くて美人らしい。
未来の存在を疎ましく思っている。
佐藤悠介 悠聖の父親。五十歳。
弁護士で、政界にも知り合いが多い。悠聖の通う高校の理事長とは従兄弟同士で校長とも昵懇の仲。
悠聖に多大な期待を抱いている。妻・奈美にベタ惚れでデートの時には手を繋ぐ。
↓第79話以降主要人物(その前に見るとネタバレになります)
高崎亜矢 湊総合病院九階外科病棟看護師 二十二歳。
柊が入院した時の担当ナース。
面倒見がよく天真爛漫な性格。
ここから下は存在のみで充分な人物です
志田健吾 私立聖稜学園高等学校 一年D組在学中 十五歳。
悠聖の親友。
未来を美人で話せないなんて超神秘的と言う寝ぼけた男。
小林 透 未来の実父。享年三十歳。
犬のように人懐っこい優しい顔らしい。
未来の母、万里とは再婚で前妻との間に男の子がいる。
その男の子を未来は本当の兄だと思っている。
吉住 玲 私立聖稜学園高等学校 一年D組在学中 十五歳。
悠聖と健吾と同じS中学出身。
入学式当日未来に話しかけて引いてしまった子。
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