概要: 7月25日 かき氷の日Chipped ice is a taste of reconciliation《幼馴染・中学生》 昼間のうだるような暑さは日が沈むことにより少しだけ落ち着く。 カナカナカナとひぐらしの鳴き声がどこからともなく聞こえてきて、オレンジ色だった空がわずかに青みがかってくる頃にわたしは日課の庭の水まきを開始する。 あまり日差しのある頃にまいてもすぐにからっからになってしまうし、日焼けしちゃう。 ホースの口の部分をぎゅっと...
概要: 7月5日 ビキニの日I feel that the heat of love was gone《幼馴染・中学生》 球技大会の日からわたしは直樹を意識しだして、あまり部屋に行かなくなっていた。 少し前までパンツ丸出しで直樹のベッドに横になっていたのが信じられない。 今思い返すと顔から火が出そう。 そもそもキスしたあの日から少しずつ変わってゆく自分の心の変化にはなんとなく気づいていたけど、それを認めたくなくて目を逸らしていたのかもしれない...