空色なキモチ

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2014/03/24
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第105夜 恩愛 (終)
2014/03/22
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第104夜 恩愛
2014/03/21
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第103夜 恩愛 翔吾side
2014/03/19
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第102夜 恩愛
2014/03/18
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第101夜 恩愛
2014/03/14
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第100夜 恩愛
2014/03/13
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第99夜 恩愛 翔吾side
2014/03/12
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第98夜 恩愛
2014/03/11
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第97夜 恩愛
2014/03/08
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第96夜 恩愛
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満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第105夜 恩愛 (終)

 概要:   挙式とニ次会を終えたわたしと翔吾さんは、マンションに戻って来た。 三次会、四次会もあると言われたけどさすがにゆうべはふたりともよく眠っていないので、またの機会にと辞退させてもらった。  新婚旅行は明日から。今日はゆっくり寝ようということで早々ベッドに入った。 窓際に立った翔吾さんが小さく驚きの声をあげて、こっちを振り返る。 「今日は満月だよ」 カーテンの隙間から射す月の光をベッドの中にいるわた...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第104夜 恩愛

 概要:   叔父の着ていたモーニングに着替えた父が慌てた様子でチャペルの前に戻ってくる。 そして叔父は父が着ていたスーツを身に着けていた。こっそりと中に入っていく叔父が一度こちらを振り返って軽く会釈した。 あんな普通のスーツで入りづらいだろうに、それを厭わずに父に自分のモーニングを貸した。 もしかしたらわたしとヴァージンロードを歩くことを楽しみにしてくれていたかもしれない。打ち合わせでは緊張しながらも何度...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第103夜 恩愛 翔吾side

 概要:   姉の話が終わって落ち着くまでに相当な時間を要した。 時計を見るとすでに二十二時を過ぎていた。ここに着いたのが十九時少し前だったからすでに二時間は経過していることになる。雪乃はもう風呂に入って横になっているだろうか。 腹も減ったがそれを言える状況でもない。そんなことを思っていたらすっかり落ち着いた姉が席から立ち上がった。「簡単におにぎりでも作るから、話を続けて。翔吾は喜幸さんに話があるんでしょう...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第102夜 恩愛

 概要:   アテンダーさんに介助してもらいながら、チャペルに向かう途中何度もつんのめりそうになった。 ドレスの裾を蹴るようにして歩くのがポイントと何度も言われているのになかなかうまくいかない。 焦りと緊張が募るわたしを見たアテンダーさんが柔らかな笑みを浮かべて「大丈夫ですよ」と声をかけてくれた。 初めてのことは何でも緊張するもの。それを無理に隠そうとすると余計に空回りしてしまう。だから失敗しても気にせずに...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第101夜 恩愛

 概要:   ゆうべはほとんど眠れずまんじりともせず朝を迎えた。 そのせいで今頃少し眠いような気もするけど、今から寝てしまったら完全に遅刻してしまう。 すでに初冬の気候といえるだろう。ベランダの窓を開けるとヒンヤリとした風が頬をかすめる。 隣で眠っていた翔吾さんも何度も目が覚めたようで、いつもより寝返りの回数が多かった。だけど今はすっきりとした表情をしている。 もう一度ベランダのほうに向き直り、見るともなし...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第100夜 恩愛

 概要:   感情を含まないように淡々と話す翔吾さんの口元を見ながら、その話をすべて聞き終えた時には目の周りが熱く、じわりと湿り気を帯びていた。 かろうじて涙が頬を伝い、流れ落ちなかったのは翔吾さんがその都度優しく拭い続けてくれたおかげだと思う。 なんの言葉も出なかった。 父に対する期待とか、うれしいとか、悲しいとかそんな感情はどこかへ置き去りにしてきていた。だから何を聞かされても驚くつもりも感情を露わにす...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第99夜 恩愛 翔吾side

 概要: 「翔吾の前に、私から先に話をしてもいい?」 俺の様子を伺うように姉が顔を覗き込んできた。 覚悟を決めて話そうと思ったのに、正直出鼻をくじかれた感じだ。 今、俺が義兄に頼みがあると言ったばかりなのに……『順番を待てよ』と言いたくなったが、姉の表情が神妙なもので言葉にならなかった。 こんなふうに話の腰を折ってくるということは、どうしても俺が義兄に話すよりも先に話したい内容なのだろう。曖昧にうなずいてみせ...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第98夜 恩愛

 概要:   家に帰ってくるなり翔吾さんが玄関先でうれしそうに白い封筒を掲げた。 終業後に志田さんと会う約束をしていた翔吾さんから少しだけお酒の香り。とってもご機嫌だ。 封筒を受け取って中身を問うと、披露宴の座席表の見本だと言う。  名前の誤表記や、席順の間違いがないかチェックする必要があるとのことで、リビングのソファに座った翔吾さんがキッチンにいるわたしに手招きをする。 さっと手を洗い、エプロンをはずしな...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第97夜 恩愛

 概要:   翌日、事件が起きた。 朝、高木先輩がぎりぎりで出社し話す時間もなかったのでほっとしていたのだが……昼休みのこと。「風間さん、久しぶりに一緒にお昼ご飯行かない?」 高木先輩プラス取り巻き三人が行く手を阻むようにわたしの席の横に立っていた。 ああ、やっぱりこうなるんじゃないかと少しだけ思っていたけど予感が的中してしまった。 毎日一緒に昼休みを過ごしている同期の玲奈ちゃんに目線を送るけど、眉間にしわを...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第96夜 恩愛

 概要: 注:話が飛んでいるように思えるかもしれませんが、前回の続きは後ほど出てきます。ご了承ください。「風間さん、結婚するって聞いたんだけど本当なの?」 終業時間を過ぎ、更衣室で着替えをしていると少し険のある表情でそう聞いてきたのは高木先輩とその取り巻きだった。 挙式を三週間後に控えた十月の中旬、やっぱり隠し通せるものではなかった。 部署の先輩達には結婚することを知らせないつもりだった。しばらく旧姓で仕事...
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