空色なキモチ

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2014/02/10
哀恋歌] 哀恋歌 おまけ
2014/02/10
哀恋歌] 哀恋歌 後篇
2014/02/09
哀恋歌] 哀恋歌 中篇
2014/02/08
哀恋歌] 哀恋歌 前篇
2014/02/08
哀恋歌] 哀恋歌
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哀恋歌] 哀恋歌 おまけ

 概要:   それからしばらく経った大学三年の春。 桜の花びらが舞い散るうららかな日差しの中、大学構内を歩く僕の足元に擦り寄る猫がいた。 白とは言いがたい、少しくすんだ色に変色してしまっているその猫は僕を見上げて「にゃーん」と鳴き声をあげた。  あの時のことを思い出す。 うちにいる彼女の名前をつけたあの雄猫を拾った時よりも、もう少し育っているように見えた。 しゃがみ込んでその猫をよく見ると、目は少しだけしょ...

哀恋歌] 哀恋歌 後篇

 概要:   夏休みに入る少し前、彼女が大学を辞めたと聞いた。 アメリカの大学に編入した。 それを教えてくれたのは友人で、英文科の知人から情報を得たのだと言う。 しばらく僕に気を遣って彼女の話題を出さないようにしてくれていたようだけど、それだけは伝えた方がいいと思って、と躊躇いながら教えてくれた。どうりでその姿を見ないはずだ。 彼女と別れた僕は憐れな目で見られることもあった。不釣合いだった、そんな陰口も耳に...

哀恋歌] 哀恋歌 中篇

 概要:   その夏、僕は彼女を花火大会に誘った。 僕の他にも彼女を花火大会に誘う男はいただろう。 断られるのを覚悟でわざと花火大会の三日前に誘った。こんな間際に誘ったから断られたとしても他に行く相手がすでに決まってしまっているからだと自分を慰める材料がほしかっただけ。そんな臆病な自分がおかしかった。 だけど意に反して彼女は承諾のメールを送ってきたのだった。 あり得ない、そう思った。他に誘われてないのか尋ね...

哀恋歌] 哀恋歌 前篇

 概要:   彼女との思い出を話そうか。 はじめて会話したのは忘れもしない。大学に入って少し経ったまだ梅雨も明けていないのに初夏の日差しが暑いくらいの時だった。 大学の構内で見つけた目がぐしゃぐしゃの茶トラの仔猫。ガリガリにやせ細り、親猫はいくら探しても見つからなかった。 うちの大学の構内には時々こんな迷い猫が確認されていたようだ。 噂で聞いた限りだったけど、目の当たりにして本当だったことを知った。 一雨き...

哀恋歌] 哀恋歌

 概要:   僕が彼女と初めて出逢ったのは、大学に入って少し経った頃のことだった。 大学の構内で見つけた一匹の猫が僕と彼女を引き合わせた。  急速に近づく僕と彼女の距離。惹かれゆく思い。 それがずっと続くと思っていた。そう願っていたのに―― 【本編全3話 おまけ1話 完結済】 【注】 ただ悲しいだけの話です。ハッピーエンドではありません。 苦手な方は閲覧をご遠慮ください。 とある歌をモチーフにして書いたもので...
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