空色なキモチ

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2014/01/23
重ねた嘘、募る思い] 重ねた嘘、募る思い 14 (終)
2014/01/18
重ねた嘘、募る思い] 重ねた嘘、募る思い 13
2014/01/16
重ねた嘘、募る思い] 重ねた嘘、募る思い 12
2014/01/13
重ねた嘘、募る思い] 重ねた嘘、募る思い 11
2014/01/11
重ねた嘘、募る思い] 重ねた嘘、募る思い 10
2014/01/10
重ねた嘘、募る思い] 重ねた嘘、募る思い 9
2014/01/08
重ねた嘘、募る思い] 重ねた嘘、募る思い 8
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重ねた嘘、募る思い] 重ねた嘘、募る思い 14 (終)

 概要: 第14話約束する陽とわたし ――帰らないで。 そう言われたわけではないけれど、なんとなくで感じ取り、勢いで残ってしまった。 だけど考えてみたら……。「わたし、ここにいてもいいんですか?」 そう告げると、重ねられた手にぎゅっと力がこめられた。 寂しそうな目を向ける陽の唇が「なんで?」と動く。「だって、さっき真麻と話してたでしょう」「さっき?」「電話で……早く帰ってもらいたいって。迷惑なんだと思ったから」「違...

重ねた嘘、募る思い] 重ねた嘘、募る思い 13

 概要: 第13話陽の思いと過去、そしてわたし 事故、と言われて思いつくような節はなかった。 陽が困ったような笑みを浮かべ、わたしをじっと見つめている。「一ヶ月くらい前、駅のホームで転んだよね」「――あっ」 言われて思い出し、一瞬お尻の辺りと右の足首が疼いたような気がした。 「み、見てたんですか?」「見てた、というか……手を貸した」 ダブルでショックだった。 見られていただけでなく、あの時立ち上がらせてくれたのが...

重ねた嘘、募る思い] 重ねた嘘、募る思い 12

 概要: 第12話弁明する陽とフォローする真麻、そしてわたし 告げてしまった言葉は取り消せず、我に返って両手で口を塞ぐことがせいいっぱいだった。 素直になって告げようと思ったはいいけど、こんなに簡単に吐露してしまう自分が恥ずかしくて。 それと同時にわたしを後ろから羽交い絞めにしていた陽の手に力が込められた。 前のめり気味になっていたわたしの身体は吸い寄せられるように陽の胸へ誘(いざな)われ、苦しいくらいに強く...

重ねた嘘、募る思い] 重ねた嘘、募る思い 11

 概要: 第11話対峙する真麻とわたし、そして陽 玄関近くで倒れ込みそうになった陽をぜいぜい言いながらふたりで布団に戻した。 こんなに細い身体だけどそれなりに重かった。もしかしたら骨太なのかもしれない。 布団に横たわった陽の横に真麻とわたしが向かい合って座る。 なんだか変な雰囲気になってしまったけどしょうがない。陽も挟まれてしまって居心地が悪そうだった。しかもひとりだけ臥床状態だから。 こんな状況になる前に陽...

重ねた嘘、募る思い] 重ねた嘘、募る思い 10

 概要: 第10話陽とわたし、そして真麻 とにかく食べるものを作ろう。 うれしさのあまり気合を入れてお気に入りのセーターの袖をまくりながらキッチンへ戻ると、自分の右手にカラカラになった冷却シートが握られていることに気がついた。そうだ、新しいの買ってきたんだ。貼り付けてこないと。 ビニールの中から取り出した冷却シートの箱を開けつつ陽の寝室のふすまの前まで歩み寄ると、小さな掠れた声が聞こえてきた。「のんちゃんには...

重ねた嘘、募る思い] 重ねた嘘、募る思い 9

 概要: 第9話苦言を呈する両親とわたし ぼんやりと二日間の休日を過ごしてしまっていた。 昨日の明け方から降り始めた雪は、夕方くらいまで降り続き今はやんでいる。 数センチ積もっていたようだけどすでに人が歩く道路は溶けていた。道の端っこの方に汚れた雪の塊が少し残っている程度。 当たり前だけど、明日は仕事。今日は晴れたし道路は凍結してないだろうけど、転ばないように気をつけなきゃ。 夕飯の声がかかり、キッチンへ降...

重ねた嘘、募る思い] 重ねた嘘、募る思い 8

 概要: 第8話陽と真麻 翌週から先輩達が陽を見たいが為にコーヒーの配達を頼むようになっていた。 数が多い方が配達依頼しやすいと言われて一緒に注文してもらっている。 なんとなく会いづらい。でもカフェオレを飲みたいという葛藤からは解放されて助かった。 陽が配達してくる頃を見計らってトイレに立ったり席を外すようにしたからオフィス内で顔を合わせることはない。 たまたま社外に用があって出る時にお店をちらっと見ると陽...
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