空色なキモチ

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2013/11/30
あなたはおもちゃ] あなたはおもちゃ 6 (終)
2013/11/30
あなたはおもちゃ] あなたはおもちゃ 5
2013/11/30
あなたはおもちゃ] あなたはおもちゃ 4
2013/11/30
あなたはおもちゃ] あなたはおもちゃ 3
2013/11/30
あなたはおもちゃ] あなたはおもちゃ 2
2013/11/30
あなたはおもちゃ] あなたはおもちゃ 1
2013/11/30
あなたはおもちゃ] あなたはおもちゃ
2013/11/29
VOICE] VOICE 199 (終)
2013/11/29
VOICE] VOICE 198
2013/11/27
VOICE] VOICE 197
2013/11/26
VOICE] VOICE 196
2013/11/26
VOICE] VOICE 195
2013/11/25
VOICE] VOICE 194
2013/11/25
VOICE] VOICE 193
2013/11/24
VOICE] VOICE 192
2013/11/24
VOICE] VOICE 191
2013/11/23
VOICE] VOICE 190
2013/11/23
VOICE] VOICE 189
2013/11/22
VOICE] VOICE 188
2013/11/22
VOICE] VOICE 187
2013/11/21
VOICE] VOICE 186
2013/11/21
VOICE] VOICE 185
2013/11/20
VOICE] VOICE 184
2013/11/20
VOICE] VOICE 183
2013/11/19
VOICE] VOICE 182
2013/11/19
VOICE] VOICE 181
2013/11/18
VOICE] VOICE 180
2013/11/18
VOICE] VOICE 179
2013/11/16
VOICE] VOICE 178
2013/11/16
VOICE] VOICE 177
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あなたはおもちゃ] あなたはおもちゃ 6 (終)

 概要: 第6話やっぱりあなたはおもちゃ! その後聞かされた事実。 るーはわたしが拾った猫だという。学校帰りに泣きながら飼える人を探していたわたしを見つけたのがこの男。当時十歳だったという。 と、いうことはわたしが八歳くらいの時のこと。全く記憶にない……十年以上も前の事なんか覚えてないし! まだ産まれたばかりの仔猫だったるーは泣き声も小さく、そのままほっといたらすぐに死んでしまうだろうと思ったと懐かしそうに話...

あなたはおもちゃ] あなたはおもちゃ 5

 概要: 第5話おもちゃの反乱!? いつもなら家につくと「ただいまー」と陽気な声で挨拶するのに、今日のでく男は一言もしゃべらず玄関をずかずかとあがっていく。 リビングの方から義父と義母がちらりとこっちの様子を伺っているのがわかった。わたしと目が合うとさっと戻ってしまう。いつもだったらでく男と同じくらい高いテンションで抱きつかんばかりに玄関までお出迎えしてくれるのに? 目の前を歩くでく男の顔をのぞき込もうとす...

あなたはおもちゃ] あなたはおもちゃ 4

 概要: 第4話おもちゃのくせに! その数日後。 大学の食堂で、でく男がきれい系の女の人と一緒にランチをしている姿を見かけた。 いつもあんなに素敵な人と一緒にいるくせにわたしが服部先輩と少し仲良くしているだけで泣きそうな顔するのって間違ってると思う。 その女の瞳は少し潤んでいるように見えた。それを一生懸命でく男がはげましているようす。気づかれないようでく男の後ろの席をキープしてその会話を盗み聞きした。すると...

あなたはおもちゃ] あなたはおもちゃ 3

 概要: 第3話おもちゃは所詮おもちゃ!「ゆーちゃん!」 理工学部の学舎から手を振りながらでく男が向かってきた。 でく男改造計画は着実に進みつつある。瓶底眼鏡はスクエアタイプで紺のアンダーブローのものに変えた。洋服も一緒に買いに行き、自分の好みのものをチョイスする。 登山用と言わんばかりのリュックもおしゃれなショルダータイプの革の鞄に変更。走ってくる姿はそれなりに見える。 だけどその呼び方は御法度だ。ギッと...

あなたはおもちゃ] あなたはおもちゃ 2

 概要: 第2話夫はおもちゃ! 結婚式は盛大に行われた。 教会式で、誓いのキスは額でお願いしますと頼み込んで何とか受理された。 ヴェールをあげられた時には本気で寒気がした。そして額に触れた唇の感触にさらに全身が総毛立った。 その後署名をしたのだがとうとうわたしは売られてしまったんだと悲しくて涙が溢れてきた。それを喜びの涙と勘違いされたのかわたしの両親もでく男の両親もハンカチで涙を拭っていた。ばからしい。 披...

あなたはおもちゃ] あなたはおもちゃ 1

 概要: 第1話恋愛がしたかっただけなのに! 小さい頃からお金に不自由をしたことがなかった。 ものすごい上流階級ってほどでもないけれど、中の上くらいのレベルの家だったと思う。ほしいものはいつでも買い与えられていた。 お父様もお母様もわたしが一番大事、いつもそう言ってくれていた。 お父様の事業が失敗するまでは―― 「嘘でしょ? いや!」「頼む! もうそれしか手がないんだ」「わたしのこと一番大事だって言ってくれて...

あなたはおもちゃ] あなたはおもちゃ

 概要:   小中高とお嬢様学校に通っていた箱入り娘の優月。もちろん恋愛経験なし。 共学の大学に進学し、いっぱい恋愛をしてイケメンの旦那様をゲットするつもりでいた。  だけど父親の会社の借金のカタに嫁ぐ羽目になり―― 仙堂莉映さま主催の企画参加作。  ←詳しくはこちらから!  【全6話 完結済】 → あなたはおもちゃ 1へ...

VOICE] VOICE 199 (終)

 概要: 第199話 VOICE「お兄ちゃん」「ん?」「わたしさ、高崎さんみたいな看護師さんになりたいな」「へぇ、そうなんだ」「うん、なんかね急にそう思ったの。お兄ちゃんが手術した翌日、高崎さんが会わせてくれたでしょ? すごくキラキラ輝いて見えたんだ。お仕事に誇りを持ってる感じで」「そっか。いいんじゃないか? そうだ、亜矢からメールがあった。今度またみんなでご飯食べましょって。いろいろ聞いてみたら? 仕事のこと」「...

VOICE] VOICE 198

 概要: 第198話 新たなる第一歩柊視点 引っ越しを無事に終えて、未来の母親と今日の夕飯の食材の買い出しに来た。 本当は引っ越しそばでも取ろうと言っていたんだけど、急遽作ることになった。未来の母親が作りたがったから。 以前より表情が若々しくいきいきしているように見える。何もかも吹っ切れて、未来とふたりで生きていく決意ができたのだろう。 未来の母親は買い物をしながら実父との関係について教えてくれた。 実父のと...

VOICE] VOICE 197

 概要: 第197話 終わりのとき、そして悠聖視点 未来のアパートに向かう車中、僕と彼女が後ろに乗った。 僕を見て何か言いたそうな表情をしているのに気づいて尋ねると、悲しげに微笑んで小さく首を振った。「悠聖くんはいろんなこと知ってたんだね」 ――いろんなこと。 あまりにもアバウトすぎて、すぐにはピンと来なかったから、何のことか聞き返してみる。「知っていたのに……あの夜、わたしを受け入れてくれてありがとう」 無理し...

VOICE] VOICE 196

 概要: 第196話 引っ越しの朝柊視点 隣で未来が穏やかに眠っている。 時計を見るとすでに二時半近かった。いい加減に寝ないと、引っ越しの手伝いに支障をきたしてしまう。 未来は俺の耳元で『お兄ちゃん』と何度も囁いた。 少し辛そうな切なげな声でそう囁かれると妹に悪いことをしている兄貴の気分になり、後ろめたい感じもした。 途中未来が俺の声を聴きたい、と言った。 掠れるような声で未来の名前を呼ぶと、うれしそうな顔を...

VOICE] VOICE 195

 概要: 第195話 最後の夜、はじまりの夜未来視点 お兄ちゃんの部屋。 このベッドでお兄ちゃんと一緒の夜を過ごすのも今日が最後だろう。そう考えるだけですごく寂しい。 時計を見ると一時を過ぎていた。「あれ、まだ寝てなかったんだ。明日朝早いからもう寝ないと。電気消すぞ」 お風呂からあがったお兄ちゃんが髪をバスタオルで拭きながら寝室に入ってきた。 ベッドの左側からのっそり入って来て、明るいベッドライトを薄暗い照明...

VOICE] VOICE 194

 概要: 第194話 プロポーズ未来視点「……結婚?」 思わず聞き返すと、お兄ちゃんが深くうなずいた。「お兄ちゃんとわたし?」「他に誰がいるんだ。いやか?」 寂しそうな顔のお兄ちゃん。 冗談を言っている顔ではない。いたって真面目だ。  「いや、いやって言うか、まだ五年も先のことだし、成人って……」 いきなりのことでビックリして頭がパニックしてしまう。 あたふたと狼狽えてしまっているわたしを余裕たっぷりの笑顔で見つ...

VOICE] VOICE 193

 概要: 第193話 実父の遺言と俺の決意柊視点「おかえりなさい」 玄関の前で未来がちょこんと体育座りをしていて驚いた。 そのさまは主人の帰宅を待ちわびる室内犬のようでおかしかった。とってもかわいくて、だけどすごく寂しそうだった。リビングの電気もついていない。玄関だけ明かりがついている状態だった。 今から帰るとメールをしてからずっとここで俺の帰りを待ちわびていたのかもしれない。 そう考えたら何も言わずに帰って...

VOICE] VOICE 192

 概要: 第192話 母の反対と過去柊視点「なん、ですって?」 俺の言葉に驚いた母が前のめりに倒れこんできて慌てて抱きとめると、その身体が小さく震えているのがわかった。「どうして? あの子は悠聖とつき合っているんでしょ? なんで柊が?」 さっきも同じことを聞かれた気がするけど、答えていなかったことに今気づいた。「悠聖と未来は終わったんだ」「なによそれ」「悠聖が俺に譲ってくれた」「あの子は柊も悠聖も私から奪うの...

VOICE] VOICE 191

 概要: 第191話 母の気持ち柊視点 実父の初七日が終わり、ようやく少し落ち着いてきた。 未来と母親の引っ越し先も決まった。明日がその日なので手伝いに行くことになっている。「ただいま」 ひさしぶりに悠聖と一緒に実家へ帰ってきた。 その間未来はマンションでひとり留守番。かわいそうだけど『大丈夫。いってらっしゃい』と笑顔で見送ってくれた。 今日は未来が俺のマンションで過ごす最後の夜。本当はずっと一緒にいたかった...

VOICE] VOICE 190

 概要: 第190話 義父の旅立ち未来視点 時計を見ると十八時を過ぎていた。 母から何度も携帯に連絡が来ていたけど、全然気がつかなかった。 義父が亡くなった。 わたしがウトウトしている間に状態が急変していた。 お兄ちゃんが義父を呼ぶ声で気がつくなんて。 急いで母に連絡をし、病院に向かってもらっている。 お兄ちゃんはひんやりとした霊安室で永遠の眠りについた義父を見ながらパイプ椅子に凭れかかっていた。わたしもお兄...

VOICE] VOICE 189

 概要: 第189話 実父の愛柊視点「……え?」 俺が訊き返すと、父は遠くを見つめながら深くうなずいた。「未来と同じぐらいの時……いや、もう少し上だな。妹を庇って、交通事故で……」 眩しそうに、そして寂しそうに目を細め、夕陽を凝視している。 父にもそんな辛い過去があったのか。「その妹が、おまえの母親だ」「っ!?」 しばらく何も言えなかった。 父の初恋の人が未来に似ていて、それが母の姉。 俺の母親と未来は全然似ていな...

VOICE] VOICE 188

 概要: 第188話 実父の過去柊視点 父を真ん中にして左側に未来が、右側に俺が座った。 するといきなり父が俺達の肩を抱いたのでビックリしてしまった。俺だけならまだしも、未来にまで。 未来の様子を伺うとかなり警戒をし、身体を強張らせているように見えた。父に手をどかすよう言おうとしたら、こっちの視線に気づいた未来が首を横に振り、小さく吐息を漏らしたあと軽く肩をすくめて力を抜いていた。 俺は父より大きいからその腕...

VOICE] VOICE 187

 概要: 第187話 実父の願い柊視点 未来の今にも泣きそうな顔を見て、何かを隠していることはすぐにわかった。 はっきりと言えない理由があるんだってことも。 確かに未来の言う通りだ。 実父がいたから俺が生まれた。そして、実父がいたから、未来に逢えた。 今まで未来にしてきたことを考えたら許すことなんてできはしない。だけど、ここまで必死になって訴える未来の気持ちを考えたら無碍にはできないと思った。「わかった」 そ...

VOICE] VOICE 186

 概要: 第186話 兄への願い未来視点 病室を出たらお兄ちゃんが強くわたしの肩を抱き、小走りでナースステーション前を通り過ぎた。 エレベーターを待たず、その横にある非常階段の扉を開けて押し出される。あまりにも性急な動きにただただついて行くしかなかった。「おにい……?」「なんでひとりでここに来た?」 非常口の扉に身体を押しつけられ、背中に硬い感触がする。 険しい顔で上半身を屈め、わたしの目線の高さに自分の視線を...

VOICE] VOICE 185

 概要: 第185話 深く、愛してる未来視点「離せ! 何やってるんだ!」「近寄るな! 柊!」 すごい剣幕でお兄ちゃんがズカズカと近寄ってきたのを大声で義父が止めた。 それと同時にわたしを抱く義父の腕の力が強まる。身体の骨が軋むんじゃないかと思うくらい苦しくて、余命わずかな義父の力とは思えず、ただただ恐怖に慄くばかりだった。 耳元で義父の荒い息遣いが絶え間なく聞こえてくる。全身が硬直し、我知らず震えていた。「未...

VOICE] VOICE 184

 概要: 第184話 好きなんだ未来視点「……彼に、見せたの?」 わたしの声も身体も震えている。 義父がこちらに冷ややかな視線を向け、目を細めて微笑む。「悠聖くんに、あの時の……写真」 信じられなくて涙が出そうだった。 この人は狂っている。改めてそう感じた。「あの男はユウセイっていうのか。見たかどうかはわからない。オレはおまえに渡してくれってあの男に頼んだだけだ」「……そんな!」 わたしの手元にそんな写真は届いてな...

VOICE] VOICE 183

 概要: 第183話 義父との対面未来視点 九〇六号室、お兄ちゃんが入院していた病室のネームプレートを見ると義父の名前が入っていた。 お金がないのに個室に入れるのは病状がよくないからだそうだ。病院の都合で個室対応になっているらしい。それを聞いてさらに心臓がドキドキしてゆく。「一緒にいようか?」 高崎さんがわたしを見て心配そうな顔をした。 わたしは高崎さんの目を見ないで病室の扉に視線を落とした。「いえ……ひとりで...

VOICE] VOICE 182

 概要: 第182話 誰にも言えない秘密未来視点 十五時丁度に湊総合病院に着くと、高崎さんがナースステーションの前に待機していた。「さっき未来ちゃんのお母さんにもメールで連絡できたの」 いきなり高崎さんにそう言われてビックリした。 母は義父がここに入院していることを知っているんだ。お兄ちゃんが教えたのだろうか。「でも今日ここに未来ちゃんが来ていることや、小林さんが未来ちゃんを呼んでいることは伝えていないから」...

VOICE] VOICE 181

 概要: 第181話 密会の謎柊視点 時計を見ると十四時四十五分をさしていた。 今から湊総合病院へ向かっても十五時までには絶対に間に合わない。だけど亜矢はすぐに実父に未来を会わせたりしないだろう。少しだけど事情は知っているんだから。 俺に内緒でふたりで会うってどういうつもりだ。 亜矢にはもっときちんと説明しておくべきだったのかもしれない。 自分の本当の子供じゃないが、十五歳の少女に恋愛感情を抱く義父なんておか...

VOICE] VOICE 180

 概要: 第180話 募る不安といやな予感悠聖視点 未来の部屋でひさしぶりにひとりで寝た。 目を閉じていろいろ考えていた。 未来の義父が彼女に恋愛感情を抱いているというのは衝撃的だった。 そしてそのことに対して未来に思い当たる節があったことにも驚いた。 義父に『愛してる』と言われていた。 気になって深いところまで突っ込んでしまったことを後悔していた。 未来の辛そうな顔や言いにくそうな態度で気づいてしまったから...

VOICE] VOICE 179

 概要: 第179話 内緒の話未来視点 それから結構時間が経ったと思う。 眠れもせず、ぼんやりとしていたらお兄ちゃんが寝室に入ってきた。「未来、お母さん帰るって」 慌ててベッドから起き上がると、お兄ちゃんが驚いた表情でわたしを見た。 そんなに驚かれると思っていなかったからがわたしもびっくりしてしまった。「わたしも帰る」 ゆっくりベッドから降りようとすると、目の前でお兄ちゃんがわたしの両肩を掴み阻止した。「未来...

VOICE] VOICE 178

 概要: 第178話 不自然な態度未来視点 少し横になっていたら悠聖くんがポカリを持ってきてくれた。 喉が渇いていたから助かった。喉の奥の灼熱感も大分引けてくる。「急に倒れてビックリしたでしょ。ごめんね」「倒れたって言ってもほんの一瞬だよ。上半身から崩れたって感じ」「……ごめん」「謝ることないよ。ショックだったんだろう」「……どうなんだろう。お兄ちゃんの気持ちわからないでもないし、それよりも……」「義父さんの恋愛感...

VOICE] VOICE 177

 概要: 第177話 真実は小説より奇なり柊視点 リビングに戻るとソファに座った未来の母親と修哉と悠聖が一斉に俺の方を見た。 「大丈夫、今寝かせました」 三人がほぼ同時にホッとした表情を見せた。 ベランダ側のソファに未来の母親が、その向かいの和室側のソファに修哉と悠聖が並んで座っている。「弟の悠聖です。未来さんと同じクラスなんです」 未来の母親に紹介すると悠聖が照れくさそうにぺこりと頭を下げた。「あぁ! もし...
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