空色なキモチ

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2013/10/31
VOICE] VOICE 146
2013/10/31
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2013/10/01
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VOICE] VOICE 146

 概要: 第146話 消えた弟柊視点 家に着いたのは二十二時をまわっていた。玄関を開けると真っ暗で、人のいる気配がない。「まだ悠聖くん帰ってきてないんだ……どうしたんだろう」 未来が心配そうにつぶやく。この時間に帰ってきていないのはおかしい。実家に帰っているのならいいんだけどそれならそれできちんと連絡してくるはずだ。そういうところはきっちりしている。と、いうことは実家には戻っていないのだろうか。「もう少ししたら...

VOICE] VOICE 145

 概要: 第145話 兄の片想い未来視点「これで納得したか? 金子」 わたしのことを『好き』と言ってしまったお兄ちゃん。 否定してほしかったのに、なぜ肯定してしまうの。もう誤魔化しようがない。 それとも、最初から誤魔化す気なんてなかった。 だから麻美を挑発するような発言をし続けたの? お兄ちゃんが何を考えているのかさっぱりわからないわたしは不安でいっぱいだった。「柊先生……マジで言ってるの? 未来は弟の彼女だよ...

VOICE] VOICE 144

 概要: 第144話 エンコーの理由未来視点 車の中でお兄ちゃんの低い声が響いた。 ――未来は俺が買う。いくらだ――「……だめ」 わたしが首を振りながら言うと、お兄ちゃんは切なそうな目でこっちを見てからすぐに逸らした。 「未来は黙ってろ。金子、いくらで売ってくれるんだ?」「バカじゃないの? 教師の安月給で買えると思ってるの? しかも高校教師が女子高生買うとか……」 麻美が鼻で笑いながらお手上げのポーズをした。 もうや...

VOICE] VOICE 143

 概要: 第143話 買ってくれるの?柊視点 聞き覚えのない男の声。  そこから流れてくる内容に思わず俺が声を上げると修哉が「しっ」と自分の唇に指を当てた。  四人の視線が修哉の持っているボイスレコーダーに向いている。 『オプションでキスさせてくれたら一万払う……そのかわいいお口でしてくれたら二万払う。ついでに下着も買うよ』 男の声が続く。なんだこれ? 修哉を見ると、向こうもうなずいて俺を見ていた。『……やだ』 ...

VOICE] VOICE 142

 概要: 第142話 残された証拠柊視点 今日ほど未来を尾行してよかったと思った日はなかった。  考え直してみると、一昨日前もそう思ったかもしれない。 最近未来の尾行ばかりしている自分に気づき嫌気が差した。これじゃある意味ストーカーだと思う。だけど未来が心配でどうしようもないんだ。あの子を信じていないわけではない。でも人一倍気を遣う子だということはもうわかっている。 だからこそ、こうして自分のしていることに首...

VOICE] VOICE 141

 概要: 第141話 応援要請?未来視点 訳がわからないままわたしと麻美はカラオケのあったビルから引きずり出された。「ちょっとお兄さん! どこ連れて行く気?」 麻美の問いかけも無視をされ、わたし達は腕を引かれるままについて行くしかなかった。 わたしはなぜかその腕がいやじゃなかった。危ないところを助けてもらったから? そんな理由だけじゃなくて優しい力で手首を掴んでくれているからかもしれない。その手からは思いやり...

VOICE] VOICE 140

 概要: 第140話 タチの悪い人未来視点 これ以上下がれないってくらい非常階段の扉に背中を押し付けられて痛みを感じる。 逃げ場を失ったわたしは身動きもできず、カタカタ震えるだけで喉の奥で小さく声をあげることしかできない。それは言葉にもなっていなかった。 「バージンなら上乗せするよ」 ぎいっと音を立てて非常階段の扉が開けられた。驚いて「あっ」と小さく声が出てしまう。 その扉の動きに合わせてわたしの身体は階段の...

VOICE] VOICE 139

 概要: 第139話 危険なエンコー未来視点 A駅前のビルの六階にあるカラオケに行った。 代金は言われたとおりみんな払ってくれた。時間は二十時ちょっと前でなおかつ金曜日だからか客入りがいいようで混んでいて小さい個室しかあいていなかったと言う。長いソファとほぼ同じ長さのテーブルが平行に並んでいてる部屋だ。 一番奥のカラオケの機械と舞台があるところにスポーツマンタイプの竹田さん。その左隣にわたしで、その左隣に麻美、...
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