空色なキモチ

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2013/08/26
VOICE] VOICE 68
2013/08/26
VOICE] VOICE 67
2013/08/26
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第92夜 恩愛
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VOICE] VOICE 68

 概要: 第68話 彼女の切ない想い柊視点 訳が解らないといった表情の悠聖を、俺はじっと見つめていた。 困惑顔のまま首を振り、俺をきつい眼差しで睨みつける。 こんなに感情を露わにする悠聖は本当に珍しい。未来のことになると、感情のコントロールができなくなるのかもしれない。「未来を騙せと言うのかよ?」「……そう思われてもしかたがないが、頼む」 ベンチに座り込む悠聖の前に立って、深く頭を下げた。「兄貴が未来に嫌われた...

VOICE] VOICE 67

 概要: 第67話 赤の他人柊視点 顔を強張らせ、今にも泣き叫びそうな悠聖を目にして、俺は一回深呼吸をした。 まず自分が落ち着かないといけない。 呼びかけると、両腿に肘を乗せて頭を抱えていた悠聖がちらりと俺の方に視線を向けた。 目許が濡れている、静かに泣いていたんだろう。「あいつは……俺の実の父親は……」 悠聖が眼鏡を外して、手の甲で目許を拭う。 それが終わるのを待って俺は重い口を開いた。「未来の実父じゃないんだ...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第92夜 恩愛

 概要:   トイレもアンティークな小さな絵の額縁や、かわいい陶器の飾り物が並べられている。 この家に着いて、今一番息をつけた気がした。だけどずっとこうしているわけにはいかない。 少し時間を置いて、静かにダイニングに戻ろうとした。その時――「なんでわかってくれないんだよ!」 翔吾さんの怒鳴り声が聞こえてきた。 ダイニングの中はシーンと静まり返っている。「だって……両親がいない子なんて、雨宮家の嫁として……」「病気...
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