空色なキモチ

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満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第91夜 恩愛
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 概要: 第49話 幸せな時間未来視点 試験の前日、母からメールが来た。  『明日から実家に行くけど、未来も行かない?』  近々一度実家に戻ると、前に話していた。 何時頃になるのか気にはなっていたけど、まさか試験日と重なるとは。試験じゃなければ学校を休んでも行きたかった。 母の実家の思い出はあまりない。元々母はあまり里帰りをしないほうだった。たぶん交通費がかかるから、その理由が一番だろう。そう考えたら無理に着...

VOICE] VOICE 48

 概要: 第48話 兄貴に嫉妬悠聖視点 夜、目が覚めた。 酷く喉が渇いて水を飲みに行こうと起き上がり、目を疑った。 兄貴の腕枕で心地よさそうに眠る未来の姿を目の当たりにしてしまったのだ。 一瞬嫉妬を覚えた。だけど、深呼吸をして心を落ち着かせる。 このふたりは兄妹、たまたま寝ている間にこういう体勢になってしまっただけだ。そう自分に必死で言い聞かせ、目を瞑ろうとした。 だけど、兄貴の右手がしっかり未来の右肩を抱い...

VOICE] VOICE 47

 概要: 第47話 川の字で寝る三人柊視点 未来が俺の妹じゃなかったってことにショックを隠しきれなかった。 だからと言って未来にあたっていいわけはない。悠聖の言う通りだ。情けない。 一度妹と認識したものをまたかえるのは難しい。 いや、かえる必要はない。このまま妹だと思い込んでしまえば済むだけの話。 だから悠聖を泊めることにした。 悠聖がいればちゃんと未来を妹と再認識することができるはずだ。認識というよりはイン...

VOICE] VOICE 46

 概要: 第46話 頭から離れない彼女悠聖視点 未来の寝顔をずっと見つめていた。どのくらいこうしていたかわからないくらい。 気持ちよさそうに眠る彼女は、人形のようにかわいかった。 とても今まで受けてきた苦労なんか感じさせない、穏やかな寝顔に自然に笑みがこぼれてしまう。 そして、痛みのために流し続けた涙のせいで頬が真っ赤になっている。そこにそっと触れると少し熱を持っているようだった。それでも彼女は目を醒ます様子...

VOICE] VOICE 45

 概要: 第45話 歪んだ関係柊視点  未来の家の最寄駅前の喫茶店で実父と二十時半待ち合わせをした。  店内の一番奥の窓際の席を指定され、五分前に到着するとすでに座っていた。 元々時間には厳しいタイプだった。幼い俺が幼稚園に行くのに起きなかったりすると、かなりきつめに叱られた記憶がある。 待ち合わせ等も約束の時間前に現地に到着していないといやなタイプなようで、いつも早め行動をさせられていた。 くたびれた感じの...

VOICE] VOICE 44

 概要: 第44話 穢される前に……未来視点 あと三日後に中間テストがはじまる。 本来なら試験一週間前から図書館のバイトはお休みの期間に入るのだけど、少しでも長く仕事をしたかったのでなんとか館長に頼み込み、仕事を続けることができた。 試験四日前、「成績が落ちて、バイトの許可が下りなくなったら困るからこれ以上は無理」と、館長に休むよう諭されたのだった。 でも仕事を休めるおかげでいいこともある。 佐藤くんに「一緒に...

VOICE] VOICE 43

 概要: 第43話 父親との接触柊視点 悠聖に本当のことをすべて話した。 かなり辛そうだったが、話す俺も辛かった。でも一度にすべてを知った悠聖はきっとパニック寸前だろう。このリビングを出た頃には、かなり憔悴しているように見えた。 このことは誰にも話さないよう口止めをした。 律儀な弟で、口も堅いはずだ。他の人に伝わることはないだろう。 未来と悠聖がつき合っていることに関しては正直驚いた。 未来が『ボーイフレンド...

VOICE] VOICE 42

 概要: 第42話 動揺する僕悠聖視点 家に着いたのは二十二時過ぎだった。 帰りの遅い僕を母が酷く心配をしていたが、何も言わず部屋に入って来てしまった。 今は顔を見たくなかった。言葉を交わすのも億劫に感じたんだ。 部屋に入ってブレザーを床に脱ぎ捨てて、そのままベッドに横たわる。 仰向けになって目を閉じ、手の甲で目を覆う。少し頭の中を整理したかった。 兄貴と僕は本当の兄弟じゃない。 父親が違う。それを知らなかっ...

VOICE] VOICE 41

 概要: 第41話 さよなら未来視点 部屋に押し込まれてからすでに一時間以上は経っている。 わたしは着替えもせず、ずっと立ち尽くしていた。壁にかけられた時計の秒針の音が妙にうるさく聞こえる。気が気じゃなくて、何もできなかった。 お兄ちゃんは佐藤くんになんて話しているんだろう。 母を説得したように、性虐待のことは黙っていてくれるのだろうか? それとも全て包み隠さず話してしまうのだろうか。わからない。ただ時間が経...

VOICE] VOICE 40

 概要: 第40話 言説する兄とをそれを聞く弟柊視点 弟の悠聖に未来と一緒に暮らしていることがバレてしまった。 まさかマンションの前に待ちぶせされているとは思わなかった。でもなんで急にマンションに来たのかはわからない。 しかも未来の恋人がまさか悠聖だったとは。 同じ高校に通っているけど、聖稜は生徒数も多い。同じクラスになる確率は低いだろうし、まさかこんなにも親しくなっているとは思わなかった。 どこから悠聖に話...

VOICE] VOICE 39

 概要: 第39話 交錯する関係未来視点 図書館で本の整理をしていると、後ろから右肩を叩かれた。 そこには優しい笑顔のお兄ちゃんが立っていて、軽く右手をあげた。「今日は本を借りに来た。終わるまで待ってるから」 小さい声で周りに聞こえないようにわたしに伝えた。 指でOKマークを示して、本を片付け続ける。そこに瑞穂さんが来た。「あら。柊、随分ひさしぶりじゃないの? 最近連絡もくれないで」 瑞穂さんが頬を膨らませて、...

VOICE] VOICE 38

 概要: 第38話 彼女のキスシーン?悠聖視点 休み時間、教室で本を読んでいる彼女を見ているだけでドキドキする。 あのピンク色の唇に自分の唇を重ねてしまったと思ったらなぜだか申し訳ない気持ちにすらなった。 恋人同士で同意の上のキスなのに、まるで弓月を穢してしまったような気にさえなるのだ。「悠聖、これ廊下で預かった」 健吾が折った小さいメモ用紙みたいなのを僕に渡してきた。「なにこれ?」「知らね。男の先輩から。ど...

VOICE] VOICE 37

 概要: 第37話 添い寝はNG?未来視点 珍しく夜ひとりだったから、佐藤くんにメールして、電話までしちゃった。 ゆっくり話してくれて、なにも説明していないのにわたしの言いたいことをちゃんとわかってくれた。 『僕のこと好き?』って聞かれた時は、さすがにビックリしてドキドキした。 でも電話でも話せるってわかってうれしかったな。 電話を切った後、しばらくして佐藤くんからメールが届いた。  『最後の五回はなんて言った...

VOICE] VOICE 36

 概要: 第36話 秘密の共有柊視点 二十時、駅前の居酒屋で修哉と会った。 個室タイプの座席があるので話しやすく、よく瑞穂を交えて三人で飲む店。店長ともすでに顔見知りで、よくしてもらっている。料理もうまいし、居心地もいい。「はぁ? 妹ができた?」 俺の話を聞くや否や、修哉が素っ頓狂な声を上げた。 その後、中ジョッキの生ビールを一気に呷り、自分を落ち着かせている様子。それで落ち着くのか定かではないが、修哉はいつ...

VOICE] VOICE 35

 概要: 第35話 彼女との電話悠聖視点 携帯電話を持って、随分長い間ボーッとしている自分がいる。 ずっと椅子に座っているのが少し疲れたので、ベッドに移動してごろんと横になり、目を閉じた。 左手で自分の唇に触れてみる。 弓月の唇の感触が忘れられない。こんな、自分の手とは全く違う。とっても柔らかくて熱を帯びていて心地よかった。驚いて目を見開いた表情も、その後に僕を受け入れて目を閉じたところも愛しい。 初めてのキ...

VOICE] VOICE 34

 概要: 第34話 聞きたかった言葉と初めての……未来視点 佐藤くんと一緒に学校に通うようになって数日経った頃、クラスメイトの田村さんに呼び出された。 田村さんは女子の目立つグループの人で、正直に言えば苦手なタイプ。 まさか屋上に呼び出されるとは思わなかった。行ったら他にも三人女の子がいて、みんな怒っているように見える。こんなことってドラマの中だけのことだと思っていた。実際されてみるとやっぱりいい気持ちではない...

VOICE] VOICE 33

 概要: 第33話 一位二位対決?悠聖視点 学校に着くなり、健吾がニヤニヤ近づいてきた。なんだかいやな予感しかしない。「悠聖、いつの間に弓月と親しくなったんだよ。雰囲気がかなり怪しいんですけど?」 健吾が僕の右肩を叩いて『白状しなさい』的なアピールをする。 あれ、どこから見られていたのだろうか。全然気がつかなかった。怪しい雰囲気になった覚えもない。普通に一緒に歩いてきただけだし。「怪しいと、言うと?」「なーん...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第91夜 恩愛

 概要:  叔母夫婦に会いに行った翌日の月曜から、翔吾さんは毎日マンションには帰宅せず実家の方へ帰って行った。 一週間わたしをひとりぼっちにするのは忍びないから咲子を呼ぶように言われ、その都度「大丈夫」と伝えたけども、結局彼が声をかけたようだ。 その週の水曜から金曜まで咲子が翔吾さんの家に泊まりに来てくれることになっていた。「どれだけ雨宮さんって心配性なのよ」 着いた時、咲子に含み笑いをされた。恥ずかしくて...

VOICE] VOICE 32

 概要: 第32話 頑張る彼氏未来視点 翌朝、八時十分。 S駅の改札口に向かうと、佐藤くんの後姿が見えた。券売機の向かいにある丸い柱に寄りかかって本を読んでいて、後ろから近寄るわたしに全く気づいていない。  『何の本を読んでいるの?』 短文でメール送信すると、佐藤くんがブレザーから携帯電話を取り出した。 佐藤くんが寄りかかっている柱の真後ろに近づくと、わたしの携帯電話が震えた。  『内緒』 ええっ? なにそれ...

VOICE] VOICE 31

 概要: 第31話 反省と決意柊視点 未来の寝顔をしばらくじっと見つめていた。 たくさん泣いたから、明日目が腫れていないといいけど。濡らしたタオルをあててやったほうがいいだろうか。 とうとう本当のことを言ってしまった。 自分が兄であることを。もう引き返せない。 早く本当のことを伝える決断ができなかったから、未来に辛い選択をさせることになってしまってた。本当に謝りようがない。 まさか俺に身を委ねようとするなんて...

VOICE] VOICE 30

 概要: 第30話 好きにして……未来視点 暗いリビングのソファで目が覚めた。 携帯電話で時間を確認すると二十三時四十分。わたしはここでどのくらい眠っていたんだろう。 柊さんに抱きしめられて、そこまでは覚えているのに、気持ちよくて眠っちゃったみたいだ。 リビングの電気をつけ、キッチンテーブルを見ると、ラップをかけたおにぎりが三個お皿に乗っていた。 それにメモが貼りつけてある。  『起きたら食べるべし!』 キッチ...

VOICE] VOICE 29

 概要: 第29話 俺の大切な……柊視点 職員会議中、何を話し合っていたのかさっぱり覚えていない。 話が耳に入っていてもさらさらと砂のように落ちてゆく。用意したメモ用紙も真っ白だった。 生徒の金子麻美から聞いた情報が衝撃的過ぎた。 実父の盗作疑惑、未来がヌードのデッサンモデル、集団レイプ事件。 どれも未来にとっては過酷な内容で頭がおかしくなりそうだった。 それと金子の言い方も気になる。 ――ただあの子かわいいし、...

VOICE] VOICE 28

 概要: 第28話 彼氏なの?未来視点 佐藤くんがわたしの彼氏だと柊さんからいい聞かされて顔が熱くなってきた。 想像しただけで恥ずかしい。それにわたし、佐藤くんに好きって言われてないよ。それなのにわたしの彼氏? 恋人なの?「つき合うってことはどういうことだかわかるか? 好きって気持ちはわかるな」 柊さんに聞かれ、わたしはおずおずと見上げた。 なんでこんな講義みたいな説明になるんだろう。つき合うに関してはよくわ...

VOICE] VOICE 27

 概要: 第27話 ボーイフレンドと彼氏の違い未来視点 昨日の夜、佐藤くんからメールをもらっていたのに、返信しなかったから今日送ってしまった。 昼間も話したけど、いいよね。おかしくないよね。 昨日の夜、あんなことがあって自分のことでいっぱいいっぱいで。佐藤くんのメールすごくうれしかったのに、そのことも書いて送ればよかったかな? 佐藤くんは本当に優しくて、いつもわたしを助けてくれる。昨日も今日も橋本先輩からわた...

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 概要: 第26話 彼女からのメール悠聖視点 部屋でパソコンをいじっていたら、いつの間にか十九時になっていた。 弓月、バイト終わっただろうか。机の上に置いた携帯電話を手にとってメールボックスを見た。 彼女からのメールはまだ一度もない。 僕もまだ一度しか送信していない。昨日つき合いはじめたばかりだし、期待しすぎなのかもしれない。 でもこんな風にメールを待つだけは少し辛い。あまりメールをする子ではないのかもしれな...

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 概要: 第25話 彼女の過去柊視点 十七時からの職員会議の前に未来とメールをして帰宅時間を調整した。 十九時半に図書館前待ち合わせ。職員会議は十八時半には終わるだろうからどこかで時間を潰せばいいか。一度家に帰って車で迎えに戻ってくるのもありか。 昨日の飲み会の待ち合わせの前は一度戻るなんて考えもしなかった。だけど帰りに未来がいるなら一度帰宅して車で戻ってもいいと思った。 とりあえず瑞穂と会わないように行けば...

VOICE] VOICE 24

 概要: 第24話 同居人は心配性未来視点 翌日の放課後、図書館に着いて仕事を始めると、瑞穂さんに呼び止められた。「未来ちゃん、昨日大丈夫だったの?」 そうだ! 昨日、柊さんは瑞穂さんたちと約束していたのにわたしのせいでダメにしてしまったんだ。 慌てて携帯電話に文字を打って瑞穂さんに見せる。『大丈夫です。すみませんでした』「やだ、謝らなくてもいいのに」 困ったように眉を下げて、瑞穂さんがわたしに笑いかける。 ...

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 概要: 第23話 彼女に男の影?悠聖視点 放課後、弓月と一緒に図書室に来た。 図書委員の仕事をしないと、と弓月が頑なに言うので心配でついて来てしまった。 橋本先輩とふたりきりにさせるのは危険すぎる。昨日の二の舞になることは避けられないと思うのに、意外と危機管理能力が低いのかもしれない。 見た目はしっかりしているふうなんだけど、そのギャップがかわいいかも。 それに、ここについて来る前に、僕は彼女の指文字を堪能...

VOICE] VOICE 22

 概要: 第22話 仲良しなふたり未来視点 朝、起きたら目の前に柊さんの寝顔があってビックリした。 しかも腕枕で。わたし、無意識に柊さんにすり寄って眠っていたんだ。 そのまましばらく柊さんの寝顔を見ていた。 目鼻立ちくっきりしてて整った顔。唇がすごく柔らかそうだ。こんなに広いベッドで寝るなんて、いつもはひとりなんだよね。 静かに足元の方から起き上がって、柊さんの寝室を出た。 ゆうべから柊さんの家でしばらく暮ら...

VOICE] VOICE 21

 概要: 第21話 同居するふたり柊視点 俺の取引条件の提示にオロオロと戸惑いを見せる彼女、未来の携帯電話を借りて母親に連絡をした。 その会話を聴きながら、更に泣き出しそうな表情を見せる。 開口一番「身代金ですか?」と聞かれたのにはさすがに戸惑ってしまった。 これは誘拐ではないこと、未来が無事なことを最初に伝えた。本当は未来が無事だという証拠を、声を聞かせてあげられれば一番安心するのだろうけど、それができない...
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