空色なキモチ

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2013/07/31
VOICE] VOICE 16
2013/07/31
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2013/07/28
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2013/07/28
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2013/07/27
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第90夜 恩愛 翔吾side
2013/07/27
VOICE] VOICE 8
2013/07/27
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2013/07/27
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2013/07/20
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第89夜 恩愛
2013/07/12
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第88夜 恩愛
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VOICE] VOICE 16

 概要: 第16話 先生な彼未来視点 図書館で本の整理をしていると、スカートのポケットの中の携帯電話が震えた。 画面を見ると、母からのメール。  『今日は少し遅くなります。あなたも仕事無理しすぎないでください』 今日も遅いんだ……最近また忙しくなってきたって言ってたもんね。 今日は図書館で二十時まで時間を潰した後、どこかに寄るかな。何時頃帰れば母の帰宅タイミングとあうだろうか。少し楽をさせてあげたい……他でもアル...

VOICE] VOICE 15

 概要: 第15話 複雑な心境悠聖視点 携帯電話を見つめながら僕は家路につく。 彼女の、弓月未来のアドレスが宝物のような気がした。 これでいつでも彼女と繋がっていられる。それだけで胸が躍るようだった。こんな気持ちになったのは初めてのことだ。 言葉を発せられない彼女でも、これならいつでも僕に気持ちを伝えてくれるような気がした。 彼女が好きだ。 弓月がOKしてくれてうれしかった。 でも、少しだけ僕の心にわだかまりが...

VOICE] VOICE 14

 概要: 第14話 告白未来視点「弓月、あのさ……」 佐藤くんの口ごもった声が聞こえた。 少しだけ震えたようなその声が不思議で、視線を合わせると、彼は赤い顔のままだったけど眼鏡の奥の目は真剣だった。とってもきれいな瞳で、その奥を覗き込みたくなるくらい。“佐藤くん?” 唇を動かして問いかけると、佐藤くんは一回ギュッと目をつぶった。 そしてパッと開いた時に見た瞳は更にキラキラとしているように見えてドキドキした。大きな...

VOICE] VOICE 13

 概要: 第13話 助けてくれた彼未来視点 学校の図書室で書架整理中。 あと三日間返却係をやれば、他のクラスの図書委員と交代になる。そうすれば図書館のバイトに集中できる。 今日も返却本が多い。でも図書室に生徒はひとりもいない。 いつどうやって本を選んで借りているのか、誰がこんなに借りているのかさっぱり見当がつかない。 返却本置き場にドーンと積み上げてあるだけ。しかも借りられている本が妙だったりすることもある。...

VOICE] VOICE 12

 概要: 第12話 狙われた彼女悠聖視点 部屋で勉強をしていたらシャープペンシルの芯が折れた。 今日はこれで何度目だろうか。 はぁ、とため息をつき、椅子の背もたれに寄りかかって上半身の伸びをする。 今日は勉強がはかどらない。机に突っ伏して頭を抱え、そのままもう一度ため息をつく。 頭から弓月の泣き顔が離れてくれない。さっきからずっとだ。 急に泣き出したからすごくビックリした。すぐに泣き止んでくれたからよかったけ...

VOICE] VOICE 11

 概要: 第11話 穢されていく身体未来視点性虐待シーンがあります。苦手な方はお戻りください。 バイトを終えて、家についてからポケットに佐藤くんのハンカチが入っていることに気がついた。 返しそびれちゃったんだ。でも洗って返した方が絶対にいいよね。明日洗濯をして、アイロンをかけてから返そう。学校に行ったらその理由をちゃんと伝えておかないと。  ふすまの隙間から射し込む茶の間の光だけを頼りに、制服のブレザーを脱い...

VOICE] VOICE 10

 概要: 第10話 普通の女子高生って?柊視点 彼女が去った後、瑞穂が横目で睨むように俺を見つめていた。「未来ちゃんに興味があるの?」 その言葉の意味がよくわからず軽く首をかしげ、瑞穂の様子を伺った。怒ったように頬を膨らませ、更に鋭い視線が向けられている。 どうにもこうにも居心地が悪く、書架の本を適当に取ってパラパラめくる。何の興味もない本だから全く文字が頭に入ってこない。「最近よくここ来るから」「学生時代か...

VOICE] VOICE 9

 概要: 第9話 優しそうな男の人未来視点 掃除を終え、図書室に向かった。 図書室の仕事が終わったら図書館のアルバイト。今日も片付けばっかりだな。 それでも家にいるよりはずっといい。昼間でも夜でも義父は何もせず家にいるんだから。 返却本をまとめていると、韓国原作の恋愛小説があった。 わたしがもっとも読まない分野、恋愛。だってわたしに恋愛なんか無理だもの。  こんな意思疎通が大変な女と恋愛したいなんて誰も思う...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第90夜 恩愛 翔吾side

 概要:  雪乃は、事故後一週間あまりの記憶があやふやになっている。 それはほんの少しの言動に表れる。 つまり受傷後一週間の記憶がほぼ曖昧で、記憶が抜け落ちていたことが記憶されていない状況と考えた方が早いのかもしれない。 だから俺の家で目覚めた時、本当に驚いたと言うのだ。 みゅうを庇って事故に遭ったこと、そこから俺の家で抱きしめられて眠っていたところまで。 雪乃の失われた記憶と時間が確かにある。 そして、雪...

VOICE] VOICE 8

 概要: 第8話 優しい男の子未来視点 しばらく図書館のバイトを長くやらせてもらおう。母が帰ってくる前に家にいるのは危険だ。 仕事終了後、いつも図書館にいたら不審がられるかもしれない。十九時から二十時までのお金はいらないから、時々仕事だけさせてほしいと頼もう。 今日のバイトの時、館長にそうお願いする決意をした。 放課後。 教室掃除をしていると、当番の子がどんどん減っていった。「弓月さん、ごめん。今日急ぐから...

VOICE] VOICE 7

 概要: 第7話 越えたい女の子悠聖視点 自分の部屋で宿題をしていると、急に昼間のこと思い出した。 図書室の書架の前、僕の手に触れて真っ赤になった弓月未来。 必死で謝ろうとするその姿、あの狼狽え方。 今時、男の手に軽く触れたくらいであんな反応するか? ちょっと触れただけなのにあんなに謝るなんて、なんだかすごくかわいかった。 部屋のドアをノックされた音がして、振り返ると母が立っていた。 持ったお盆の上のマグカ...

VOICE] VOICE 6

 概要: 第6話 気になる女子高生と友達でいたい同級生柊視点 今日も図書館で、瑞穂から『未来』と呼ばれた女の子の姿を見た。 声をかけようかと思ったら、書架の陰で涙を拭っていたのだ。 あの子は一体何者なんだ? なんであんなにも壊れそうで、儚げなんだろう。 何が彼女をあんなに悲しませているのだろうか? いつものようにシャワーを浴びてビールを飲みながら考える。 なんで、彼女を見るとあんなに複雑な気持ちになるんだろ...

VOICE] VOICE 5

 概要: 第5話 義父の手伝い未来視点性虐待シーンがあります。苦手な方はお戻りください。 今日は仕事で失敗して、少し落ち込んだ。 司書の瑞穂さんのお友達に本ごと激突しちゃって恥ずかしい思いをした。 だけど仕事は少しずつ慣れてきて、要領も掴めてきた。 そんなに忙しい仕事ではないし、自分のペースでできるのがとってもありがたい。声をかけられない限り黙々と進められることができる。  バイトを終え、家に着いたのは二十...

VOICE] VOICE 4

 概要: 第4話 第二の出逢い柊視点 まったく高校教師になんかなるんじゃなかった。心からそう思う。 男子生徒からも女子生徒からもイジられまくりで疲れる。新任教師なんてこんな扱いなのかもしれないけど。 県立横溝高等学校。ここが俺の職場。 今年三月に大学を卒業して就職したばかりの新任。 それなのに一年A組の副担任を任された。教員一年目で、普通はありえないだろう。 必死で断ったが、元々副担をするはずだった先生が急...

VOICE] VOICE 3

 概要: 第3話 アルバイト未来視点   ここは県立Y図書館。この県内で一番大きい図書館である。 聖稜高校から徒歩で十分程度の距離にあるこの図書館で、今日からここでアルバイトをすることになっている。「今日から書架整頓のアルバイトになった弓月未来さん。彼女は言葉は話せないけど聞くことはできる。なるべく『はい、いいえ』で答えられる質問を心がけてください」 館長に紹介をされ、広めの事務室の入口で注目を浴びながら、...

VOICE] VOICE 2

 概要: 第2話 新入生代表悠聖視点 僕が入学式で新入生代表の言葉を述べることになったと聞かされたのは、三月の終わりのことだった。 辞退したかったが、できないとのことだったので慌てて準備をした。 新入生代表挨拶は普通首席合格をした生徒がするものである。なのにその役目がまわってきたのには理由があった。 今年の首席合格の女子生徒は口がきけない。 ゆえに新入生代表の挨拶ができない。 それで二番合格の僕にその役割が...

VOICE] VOICE 1

 概要: 第1話 出逢い 未来視点 あの時めぐり逢えた奇跡を、いつまでも忘れないだろう。 茶色いブレザーと紺色のハイソックスには学校指定のエンブレム。ワイシャツの襟元には赤いリボン。茶色ベースのギンガムチェックのプリーツスカートは膝上で少し短め。 バッグは学校指定の紺のショルダータイプ。同じくエンブレムつき。 今日から私立聖稜学園高等学校の生徒になる。 弓月未来(ゆづきみらい) 十五歳。 髪は肩甲骨あたりの...

VOICE] VOICE

 概要:  弓月未来(ゆづきみらい)は小さい頃の事件がきっかけで声を失った女子高生。 勉強ができ、特待生として私立聖稜高校の進学を果たす。 そこで知り合ったクラスメイトの佐藤悠聖(さとうゆうせい)。 彼は聖稜高校の首席合格者として、入学式の時に『新入生代表挨拶』をする。 しかしそれには裏の事情があった―― そしてバイト先で知り合った他校の教師、柊(しゅう)。 この三人の交わった過去、そして親を巻き込む不思議な...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第89夜 恩愛

 概要:   叔母夫婦の家に向かう前、わたしと翔吾さんは母のお墓に寄った。 すでに初夏の陽気で日差しは強く、日傘が必需品だった。 翔吾さんは濃紺スーツのジャケットを脱ぎ、白のワイシャツと紺色にシルバーと青のストライプのネクタイ姿。わたしは紫外線カット効果のあるクリーム色のカーディガンに中は藍色に白い小花柄の半袖のワンピース。  この服は翔吾さんが今日の日のために選んでくれたもの。 いつもならチュニックにジー...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第7章 第88夜 恩愛

 概要:   その週末、仕事を終えた翔吾さんはそのまま実家に帰った。  わたしひとり留守番させるのは心配だから、咲子を呼べばいいと言われたけど大丈夫と見送った。 交通事故にあった後からか、はたまたその前からか定かじゃないけど心配しすぎ。たった一日二日のことなのに。 短大から今までの四年間はひとり暮らしをしてきてたのに忘れてるのかなあ。そんなに頼りないかな。もう二十二歳の立派な大人だよ。 翔吾さんは、実家のご...
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