空色なキモチ

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2013/05/16
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第83夜 事件 雪乃side
2013/05/11
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第82夜 事件 雪乃side
2013/05/07
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第81夜 事件
2013/05/05
重圧な愛] 重圧な愛 7 航平→麻衣side
2013/05/02
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第80夜 事件
2013/05/01
重圧な愛] 重圧な愛 6
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満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第83夜 事件 雪乃side

 概要:   十二時半。 約束通り秘書課へ向かうと、海原さんがすぐに出てきてくれた。 ほんの少し顔が丸くなったような気がする。そして表情も前より優しくなったような。「急に呼び出して悪かったわね。覚悟はできてる?」 挑発するような笑みを向けられた気がする。でも、今のわたしはへこたれたりしない。 大事なものを失うのはもういやなの。 深くうなずくと、秘書室の横のガラスの大きな扉から通され、重役室の方に誘導された。...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第82夜 事件 雪乃side

 概要:   翔吾さんをお風呂に追いやって(心の中でごめんなさい)もう一度海原さんからの手紙を広げた。 そこには、海原さんの携帯ナンバーとメールアドレスが記されていて、ひと言だけ残されていた。 『メールでも電話でもいいからひとりの時に連絡を下さい。待ってます。海原真奈美』 流れるような字は、急いで書いたように伺えた。だけどきれいな文字。 自分の携帯電話に海原さんのナンバーとアドレスを登録して、すぐに電話をか...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第81夜 事件

 概要:   その日はあわただしかった。 早退させた雪乃と駅で別れた後、そのまま社外で三浦さんと合流。 昼休み直前に帰社し、十五階の秘書課へ向かう。  重役とのアポイントをとってもらうにはまず秘書課の受付に行って、その旨を伝えなければならない。 午前中のうちに真奈美にメールをして湯田専務の予定を訊くと、お昼休みなら何の予定も無いと教えてくれた。ただそれはアポにはなっていない。湯田専務の了承を得ていないから。...

重圧な愛] 重圧な愛 7 航平→麻衣side

 概要: 「何を言ってるの?」 今にも泣き出しそうな麻衣が俺を見る。その目許はすでに少し濡れていて、潤んでいた。 ユラユラと涙の膜がもどかしそうに麻衣の瞳を覆い、すぐに一筋の雫となって流れ落ちる。「兄貴が好き?」 ありえない、と思いながらも怒気を孕んだ口調で尋ねてしまう自分がいた。 情けないけどずっと兄貴には嫉妬している。ちっぽけで情けない性分を隠せない。 すぐに首を横に振る麻衣の目は嘘をついているようにも...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第80夜 事件

 概要:   だけど翌日に俺の考えが覆された。 出勤すると、頭を抱えた南雲係長がすでにデスクに座っていた。 いつもこんなに早くいることはないのに。時計を見るとまだ八時半前だった。「おはようございます、南雲係長。今日は早いですね」「雨宮くんを待ってたんだ。君に話しておこうと思って……ずっと悩んでいたんだけど」 神妙な顔つきの南雲係長に不思議な感覚がした。 どちらかと言えば冗談を言って部下を笑わせたりからかったり...

重圧な愛] 重圧な愛 6

 概要: 「どういうことだ? 説明しろ」 亮平くんの背中が見えなくなり、十七時を告げるチャイムが遠くから聞こえてきた。 彼が歩いて行った道のはるか向こうに夕陽が見えて、まぶしいくらいわたし達を照らしている。 ここは夕陽の通り道だったんだ。今まで気がつかなかった。 なんとなくそんなことを考えながら亮平くんが落としていった爆弾を思って、つい口元に笑みを零してしまう。 うれしいわけじゃない。どうしていいかわからな...
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