空色なキモチ

2013年04月の更新履歴 [前月]  [次月]

2013/04/28
重圧な愛] 重圧な愛 5 航平side
2013/04/27
重圧な愛] 重圧な愛 4 航平side
2013/04/24
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第79夜 事件
2013/04/18
重圧な愛] 重圧な愛 3 
2013/04/17
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第78夜 事件 雪乃side
2013/04/15
重圧な愛] 重圧な愛 2
2013/04/09
重圧な愛] 重圧な愛 1
2013/04/09
重圧な愛] 重圧な愛
2013/04/09
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第77夜 事件 雪乃side
2013/04/04
満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第76夜 事件 雪乃side
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重圧な愛] 重圧な愛 5 航平side

 概要:   その日の夜。 俺はなんであんなことをしてしまったのかよく憶えていない。 イライラして、勉強もはかどらなくて。頭の中は麻衣でいっぱいで。 だけど麻衣の頭の中には俺なんていなくて、どうしたらいいのかわからない。どうにもならない気持ちを持て余しながら、家にいても落ち着かずに夜のコンビニへ向かっていた。  まだ二十時過ぎで、店内も程よく混んでいた。雑誌コーナーで適当に立ち読みをするけど何の気分転換にも...

重圧な愛] 重圧な愛 4 航平side

 概要:   俺が幼稚園の時、この町に引っ越してきて一番最初に仲良くなったのが麻衣だった。 確か三歳か四歳くらいの時だったと思う。  ウチの二軒隣の子だということは知っていた。送迎バスに一緒に乗るから。 麻衣は誰とでも仲良くできる子で、常に友達がたくさんいた。それは男女問わずでいつもニコニコしていて楽しそうだった。 慣れない幼稚園で友達もいない俺は、椅子に座って本を読むのだけが楽しみだった。 本と言っても動...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第79夜 事件

 概要: 「翔吾さん、いつになったらお見合いしたこと話していいの? 営業部の人たちの目線が怖い」 昼休みの食堂で晴花が唇を尖らせ、俺の左隣でぼやいた。 カウンター席の隅を陣取って食事を取っていたのに、目ざとく見つけて隣をキープされてしまったのだ。 昼休みくらいひとりでゆっくりしたかったのに。 「一生話さないでくれ。頼むから」「ええーっ。どうして? 結婚したらバレるのに」「声、大きいんじゃないか? それにここ...

重圧な愛] 重圧な愛 3 

 概要: 「あれ? 今日、髪下ろしてるんだ」 本鈴ギリギリに教室に入ると、隣の席の高梨くんが驚いた表情でわたしを見た。 その机の上には学級日誌が置かれている。そうだ! 今日日直……。「あ、来るの遅くてごめんなさい……」 その左隣の席に座ると、窓際の高梨くんの黒髪が風に揺れた。 やや垂れ下がった眉をさらに下げて、ニッと細められたそのつぶらな瞳。眼鏡の下に隠れているけど、女の子のようでとっても優しいものだ。「いいよ...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第78夜 事件 雪乃side

 概要:   その日、わたしはおじいちゃんの庭からもらったお花を持って母のお墓へ行った。 そこでいろんな話をしたんだ。 翔吾さんのこと、父のこと。 母の気持ちはもうわからない。わたしのことを怒っているかもしれない。 「でもね、わたし……あのひとのこと……」 そうつぶやいた時、風が大きく舞った。 お墓のそばのすでに葉桜になった木がサワサワと葉すれの音を立てて風に揺れる。 新緑の香りがかすかに鼻腔をくすぐる。それは...

重圧な愛] 重圧な愛 2

 概要:   あの事件が起きたのは、わたし達が中学三年生の時だった。 受験シーズンが近い、バレンタインデーの一ヶ月前。 放課後にクラスの女子だけ集まって、バレンタインデーに男子全員にチョコと手作りの御守りをプレゼントしようということになったのだ。 うちの中学は一学年二クラスしかなくて、三年間クラス替えがない。妙にクラスの団結力が高かったのだ。もちろんそんな提案をしたのはクラスでも目立つ方の女子、美晴とその取...

重圧な愛] 重圧な愛 1

 概要:   学校へ向かう途中のゆるい坂の前を歩く、いかにも一年生であろう新しい制服姿の女子三人組が口々に話している言葉をわたしはぼんやり聞いていた。 「三年の國枝先輩って素敵だよねー人を寄せつけない雰囲気」「クールって言うの? 女子が声をかけてもスルーするらしいよ? 女の子苦手らしい」「嘘っ! もったいなーい」「だから声をかけるには――」 坂の両サイドにはすでに花びらも散りきってしまった桜の木が並んでいる。...

重圧な愛] 重圧な愛

 概要:   いつ歯車が狂ったんだろう。  好きなのはいつでも航平(こうへい)だけだったのに。 思いは伝わらないまま、ただ身体だけ繋げる。そこに愛はない。【注】 主人公が意中の相手以外と行為(承諾の上)に及ぶ場面があります。 無理やり行為に持ち込まれそうになる場面も少しだけですが出てきます。 抵抗がある方は閲覧をご遠慮くださいますようお願い申し上げます。 以下のキーワードを確認の上お進みください。 キーワー...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第77夜 事件 雪乃side

 概要:   翌朝、もう一度縁側からおじいさんの家を覗いてみると、電気がついていた。「なんだ、こんな朝から?」 縁側のカーテンの小さな隙間からおじいさんがこっちに気づいて、開けてくれた。 腰はすっかりよくなっているのか普通に歩いてる。よかった。「ゆうべいなかったから心配で……これ、大したものじゃないけど食べてください」 小さな紙袋に入れた肉じゃがのタッパとおにぎりを手渡すと、おじいさんは怪訝そうな目でそれを見...

満月の夜に見る夢は] 満月の夜に見る夢は 第6章 第76夜 事件 雪乃side

 概要:   会社まで約一時間。 だけど急行の止まる駅で、そこから徒歩五分のアパート。築四十年。 前に住んでいたところより、さらに遠くなってしまった。 だけど、家賃は格安。二部屋ついているし、大家さんが信頼できる。「雪乃ちゃん、これが鍵。オンボロだし、通勤は不便だけど大丈夫?」「はい、大丈夫です。急行が止まるから助かります。ありがとうございます。クマさん」 そう、このアパートはクマさんのおじい様の持ち物。 ...
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